お茶を飲んだら耳をすまそう
そして静かに目を閉じよう
目を閉じたら何か見えてくるよ
心に残したい何かが見えてくるよ
晴れた日には眩しくて何もかもが見えすぎる
雨の日には銀の糸が景色を滲ませる
白と黒のどちらにも決めたくない
無意識にココロに浸透していく曖昧な空の色
その気配だけが残ればいい
心の本棚にやっと見つけた大切な本
最初のページは赤ん坊の誕生シーン
のんびりペースの冒険もの
読み進めると途中からは白紙のまま
だってそれは私自身の物語
今日までのことしか知らない私の人生
さよなら、夏色の空
秋風があっという間に
君をさらって行ってしまった
さよなら、夏色の空
また会おう、約束だよ
来年も、再来年も
浮かない気持ちは下向き加減
目の前のアスファルトに自分の影が
薄く濃く写しだされる
思わず空を見上げてみれば
頭上の彼方上空に眩しすぎる太陽
そうか
私は今 太陽の下を歩いているんだね
何を怖がっているのかって
嵐が近づいて来てるんだよ
君は嵐が怖くないのかい
こんな時にでも
やっぱり君はお茶をすすめるんだね
せーのでジャンプ!
夏休みは終わったけど
ぼくらの夏は終わらない
あと300回寝たらまた夏休み
今夜から数えようよ
もうそろそろ開けてよ
スニーカーをどこにしまったの
鍵をどこにしまったの
心配しないでよ
ちゃんと帰ってくるからさ
真夏の余韻が残る午後
もう気づいているんだろ
秋色の空の高さにさ
誰よりも自分に嘘をついている
誰よりも自分に素直になれない
風が風であるように
鳥が鳥であるように
貴方が貴方であるように
私は私でありたいのに
まもなく夏が終わるよ
今年も暑かったよね
思い出を心にプレスするには
熱い方がいいんだよ