photo/2010.02
昔、父が母にプレゼントしたメキシコオパール
当時、絵を描いていた父は絵の修行だとかいって、勝手にメキシコにいってしまった
母 は幼い子供たちと長期のお留守番
帰国した父は、母へのお土産にがさつな包み紙をさしだした
がさつな紙の包みの中は オパール石
母は「ふん、なによ!こんなもの!」と言ってすねた
後日 母はこの石を宝石屋さんにもちこんで指輪にするよう注文 した
出来上がりの知らせを受けて 受け取りにいった母は
その驚くような虹色の輝きにうっとりして、思わず空にかざしたそう
それはまるで父が見て来たメキシコの空や海を想像させるきらめきだったそうな
母はいまでも、このオパールの指輪を見せびらかして
「空にかざしてごらん、綺麗な色でしょう」と自慢する
当時、絵を描いていた父は絵の修行だとかいって、勝手にメキシコにいってしまった
母 は幼い子供たちと長期のお留守番
帰国した父は、母へのお土産にがさつな包み紙をさしだした
がさつな紙の包みの中は オパール石
母は「ふん、なによ!こんなもの!」と言ってすねた
後日 母はこの石を宝石屋さんにもちこんで指輪にするよう注文 した
出来上がりの知らせを受けて 受け取りにいった母は
その驚くような虹色の輝きにうっとりして、思わず空にかざしたそう
それはまるで父が見て来たメキシコの空や海を想像させるきらめきだったそうな
母はいまでも、このオパールの指輪を見せびらかして
「空にかざしてごらん、綺麗な色でしょう」と自慢する