bless of pan #02

そうだね

ジタバタ走り回ったって

のんびりお茶を飲んだって

同じ分だけ地球は回るんだよね

木陰でちょっと休んでいくよ

bless of pan #01

 

次に来る時には水筒を持ってくるよ

君といっしょにお茶を飲もう

牧神の守るこの庭で

along the coast #02

 砂浜に足跡を残すよ

 ここまで歩いて来た証拠だよ

 波で足跡がひとつ消えるたびに

一歩分の秋が近づくんだ

along the coast

汗の雫を足元に落として

海岸伝いにただ歩いていく

光る波しぶきに似た

ジンジャエールを飲み干して

また海岸伝いに歩くんだ

SunFlower

夏色の花と夏色ガール

向日葵の妖精かと思ったよ

Water Pop

人魚姫の周りで踊る

小さいダンサーみたい

4000分の１秒間に

水が跳ねるよ踊ってるよ

summer green diary #02

 風がキラキラしていたよ

緑の香りの記憶をたどるよ

 夏草色の日記には

 未来追う真っ白なページ

summer green diary #01

見慣れた景色は

いつの間にか濃い緑、私の庭

古い記憶をめくるのは

夏草色のダイアリー

Radio Dinosaur chapter#05

  

 「ハイ！次の挑戦者はえ〜と、初登場だね！？彼の名前は....」

とうとう来てしまった
DJの前を通ってマイクの前まで行かなければならないのに足がちっとも動かない
DJが早く来いと手で合図している

 
そのうち放送局の人がやってきて

ぼくの両脇をぐいと抱えてマイクの前に連れてきてしまった

Radio Dinosaur chapter#01

Radio Dinosaur chapter#02 

Radio Dinosaur chapter#03
Radio Dinosaur chapter#04  

＊昔昼寝してたら見た夢の中の物語の続きです＊

長い長い昼寝の長い長いお話です＾＾

ちょっとおヒマで読むお時間があればmore>>をどうぞ

soundless July #03

じゃあね

陽射しの眩しさに

ほんの一瞬顔を遮ったら

君はもういなくなっていた

次に会う約束もしてないのに

Cinderella Magic

あの娘が本当につらかったのは

 凍える朝の水仕事でも

暖炉の灰をかぶったことでもないよ

ひとときの幸せを手に入れるために

魔法をかけてあの方に嘘をついたこと

underfoot

足元にある大切な宝物を

見逃すなよ