次の日、夏休みの前日
朝からぼくは最悪だった
「おまえ昨日バイト先でヘマしたんだって?まったく....」母は乱暴に朝食の皿をテーブルに置いた
「ラジオの音を下げたらしいな」父は目も合わさずに言った
昨日のことは一晩で親の耳まで届いたらしい
朝からぼくは最悪だった
「おまえ昨日バイト先でヘマしたんだって?まったく....」母は乱暴に朝食の皿をテーブルに置いた
「ラジオの音を下げたらしいな」父は目も合わさずに言った
昨日のことは一晩で親の耳まで届いたらしい
ぼくは無言で朝食を食べた
*昔昼寝してたら見た夢の中の物語の続きです*
長い長い昼寝の長い長いお話です^^
ちょっとおヒマで読むお時間があればmore>>をどうぞ
学校に着いて教室のドアを開けるなりクラスの視線を浴びた
仲のいい友だちは「まあ気にすんなよ。まちがって手がすべっただけなんだろ...?」
仲のいい友だちは「まあ気にすんなよ。まちがって手がすべっただけなんだろ...?」
と言ってはくれたけど、目が「バカだなあ、おまえ」とあわれむように言っていた
ぼくはただアハハと笑っただけだった
先生が来て席に着いてからも、ぼくについてのコソコソうわさ話が聞こえてきた
「よりによって夕べの9時すぎだってよ、一番おもしろい時間に...」
「...ええ?じゃああの店にいたひとたちジョークきけなかったのかな...」
「あいつクビになるかなあ?おれそのあとバイトしようかな...」
「...ちゃんのお父さんも偶然あの店に居合わせたらしいよ...」
「でも聞こえなかったのは数秒だったんでしょ?その程度ですんでよかったじゃない...」
なんとなく居心地がわるい
交通事故起こして始末書でも書かされる前ってこんな気分なのかも知れない
「よりによって夕べの9時すぎだってよ、一番おもしろい時間に...」
「...ええ?じゃああの店にいたひとたちジョークきけなかったのかな...」
「あいつクビになるかなあ?おれそのあとバイトしようかな...」
「...ちゃんのお父さんも偶然あの店に居合わせたらしいよ...」
「でも聞こえなかったのは数秒だったんでしょ?その程度ですんでよかったじゃない...」
なんとなく居心地がわるい
交通事故起こして始末書でも書かされる前ってこんな気分なのかも知れない
今学期の成績表をわたされる時、先生までも
「...バイトもいいけど、勉強もしっかりやりなさいね」なんとなく冷ややかだった
成績は落ちていた
「...バイトもいいけど、勉強もしっかりやりなさいね」なんとなく冷ややかだった
成績は落ちていた
昨日のことと、この成績とは関係ないだろうけど
ぼくは落ち込んだ
帰り道の足取りはなんとなく重かった
ぼくは落ち込んだ
帰り道の足取りはなんとなく重かった
できるだけ1人になりたい気分だったので、なるべくゆっくり歩いた
楽しい夏休みになるはずだったのに
楽しい夏休みになるはずだったのに
相変わらず町中からラジオの音が聞こえていた。
DJは次から次へと音楽を流してはジョークを読む
DJは次から次へと音楽を流してはジョークを読む
ときどき町中がワッと沸き上がる瞬間がある
みんな共通の時間に共通の笑いがおこる
そういえば最近家でも、夕食のとき両親はその日のDJのジョークを話題にして楽しそうに話している
そういえば最近家でも、夕食のとき両親はその日のDJのジョークを話題にして楽しそうに話している
もちろんぼくもまざって。家族団らんってやつだ
昼間外で仕事していた父と、家で家事をしていた母と、学校に行っていたぼくが
それぞれ違う場所で違う作業をしていたのに、夕食のときには共通の話題がある
それどころか今や町中の人と共通の話題がある
なるほど、ぼくはやっぱり悪いことをしたのかも知れない
ラジオの音を小さくしてはいけなかったのかも知れない
夏休みに入ったら遊ぶ計画がたくさんあった
でもなんとなく遊ぶ気にならなかった
それどころか今や町中の人と共通の話題がある
なるほど、ぼくはやっぱり悪いことをしたのかも知れない
ラジオの音を小さくしてはいけなかったのかも知れない
夏休みに入ったら遊ぶ計画がたくさんあった
でもなんとなく遊ぶ気にならなかった
バイトはとりあえずクビにならずにすんだ
友だちもいつも通りだし、意外にも親は成績のことではため息はつかなかった
新学期になればぼくのうわさなんて「過去の話題」になってるだろう
でもなんとなく気分が晴れなかった
バイトの帰り、ぼくは町に貼られているポスターを見ていた
放送局のチラシだった
放送局のチラシだった
『夏休み限定企画:〜プールサイドから生放送〜
DJがプールサイドに来る!
ジョーク大会開催
ジョークコーナー拡大、参加者募る!毎日放送。飛び入りOK!
審査員がジョークを審査して優勝を決めます。
豪華賞品を用意してあなたの参加を待っています。』
ジョークコーナー拡大、参加者募る!毎日放送。飛び入りOK!
審査員がジョークを審査して優勝を決めます。
豪華賞品を用意してあなたの参加を待っています。』
…
ぼくはなんとなくぼんやりポスターを眺めていた
ふと気が付くと隣にぼくと同じようにぼんやりポスターを眺めている女の子がいた
ぼくはなんとなくぼんやりポスターを眺めていた
ふと気が付くと隣にぼくと同じようにぼんやりポスターを眺めている女の子がいた
髪をポニーテールにきゅっとしばって、靴には白いリボンをつけて
ふんわりしたスカートから伸びた細い足をちょっとつま先立てて
あれ?よくわからないけどこの子知ってる(ような気がする)
でもぼくと同じ学校にはいないと思う
えーと…誰だっけ?
えーと…誰だっけ?
女の子はぼくの視線に気づいて言った。
「これに出るの?」
ぼくはうんともいいえとも言わずにただ首を縦横に曖昧にふっていた
質問の意味もよくわかっていなかった
「これに出るの?」
ぼくはうんともいいえとも言わずにただ首を縦横に曖昧にふっていた
質問の意味もよくわかっていなかった
それよりも頭の中は “誰だっけ誰だっけ?”
小さな町なのにこの女の子を知らない
小さな町なのにこの女の子を知らない
彼女はぼくの心の疑問に応えるように言った
「親戚の家にあそびに来たの。夏休みだから。この番組、今流行っているみたいね。」
その時もぼくはなにも答えなかった
まだ曖昧にうなづきながら
頭のなかでヒントを探し続けた、あ、わかった、やっぱりこの子知ってる(ような)
小さい頃近所に住んでて時々一緒に遊んだ(ような)
意外とたいしたヒントが見つからない
違う町に引っ越したんだよな、たしか....などと思い出していた
だけどあえて言わなかった
なぜなら彼女の名前を忘れてるから
だから君のこと知ってるなどとは ちょっと言いづらかった
どうせむこうも気づいてないだろうな...、なんて考えながらぼーっと彼女の顔を見ていた
彼女は名乗らなかったし、ぼくもいま名乗りたい気分じゃなかったし
さんざんな一日の終わりだったし
「これで優勝したらこの町のヒーローなんでしょうね、きっと」
その言葉ではっと我にかえった
ヒーロー。
それだ!出るぞ、決めた!
ぼくはもう一度ポスターを見た
「うん。ぼくも参加しようかな。」
*
to be continued
to be continued
※これは私が高校生のころ、昼寝をしていて見た夢の中の物語です
主人公は高校生くらいの男の子でした
ちょっとオールディーズ風の知らない町の知らない男の子
この男の子の目線で夢物語は展開しました
へんな話しで今でもその光景を思い出せます
起きてすぐにメモをとり
これまた長い長い間かかって文章にまとめたのですが
それが今頃になって出て来たのでアップしてみました
乱文、散文はお許し下さい
しかも続きも気まぐれにアップするつもりなので合わせてお許し下さい^^;
まだまだ続きます
けっこう長いんです、すみません><
どんだけ眠っていたのやら